防災の日にちなんでの記事2本目です。
(日付変わってしまいましたが)
ミニマリストとは断言しきれませんが、生活の部分部分でミニマリズムを取り入れています。
ミニマリズムを取り入れているもの
…服とか、本とか、キッチン、トイレ、バスなど、色々。
(ソフト的には、不要・不快な相手との必要以上の付き合い、無駄な残業など。)
逆にマキシマリズム状態なもの
…趣味のアクセサリー作りの材料や好きな鉱物のコレクションなど。
好きなものについては財布のひもがユルみまくりで、収納場所もつねに満員御礼。
基本的に、好きなモノ以外は、日々不要な部分に気づけば削らんとしています。
…が、防災の備えに関しては別枠。
防災備蓄だけはしっかりしておいた方がいいと思います。
今回はその理由についてのお話です。
- 大震災などで 直接の被害が少ない地域でも、「買い占め」に走る人々のせいで、必要なモノがいきわたらなくなる。
- 大きな災害時に手に入りにくくなるものは、「ふだんは手に入るのが当たり前だけれど、ないと生活できないもの」。
- 個人的に何にも備えをしてなかった場合、餓死はしないまでも、かなりきっつい状況になりそう。
- Amazonや近くの店は、自分の倉庫だと思っているミニマリストは要注意
大震災などで 直接の被害が少ない地域でも、「買い占め」に走る人々のせいで、必要なモノがいきわたらなくなる。
東日本大震災の時、都内では直接的な被害は少なかったです。
にもかかわらず、一部の人の生活必需品の買い占めで一時的に物資が不足しました。
当時住んでいた実家(埼玉)のあたりも、地域によっては似たような状況。
残念ながら、不安にかられて買い占めなど過剰な行動に走る人は、いなくなりません。
ふだん防災意識の低い人でも、こういう時に突然取りつかれたように食糧や日用品を大量に買い込む人は多いのです。
で、しばらくすると忘れる。
(うちの父がまさにそうで、呆れてがっくりしました。)
緊急時に買い占められやすそうな生活必要品は、平常時に一定量、キープしておきたいですね。
大きな災害時に手に入りにくくなるものは、「ふだんは手に入るのが当たり前だけれど、ないと生活できないもの」。
例えば、飲料水。
ふだんは水道から簡単に得られますね。
美味しい水が欲しければ、ミネラルウォーターも手ごろな価格で手に入ります。
でも、災害時には水道が止まるかもしれません。
ミネラルウォーターも大勢の人が買い占めに走るので、近くの店も空っぽになるでしょう。
そうすると、避難所に行くか、災害時給水所まで水をもらいに行くか、といった選択肢になりますね。
普段水を大量に持ち歩く経験ってあまりないと思いますが、前に非常用に購入した12Lのタンクに試しに水を入れたところ、重すぎて持ってられませんでした。
その後、トートバッグ型の給水袋を買いなおしましたが、それでも水って重たいです。
その地域の給水所が遠かったら、と思うと…
水道が復旧するまで毎日重たい水を両手にぶら下げて歩き回るのは、考えただけで苦行です。
普段簡単に手に入るものですが、切らしたくない日数分、確保しておきましょう。
私は普段はブリタの浄水ポットで節約していますが、定期的にミネラルウォーターのペットボトルを箱買いしています。
例えばトイレットペーパー。
トイレットペーパーも、何か起こると、あっと言う間に店頭から消えるお国柄?です。
ただ、トイレットペーパーについては経済産業省も備蓄を呼び掛けています。
トイレットペーパーを備蓄しましょう! (METI/経済産業省)
理由は、国内で消費されるトイレットペーパーの4割は静岡県の工場で生産されているから。
発生確率が高いといわれている、南海トラフ地震で大きな被害が出た場合、他の地方の工場が緊急で対応するとしても、距離の近い首都圏なんかは特に、ある程度供給が止まることが予想されます。
私は1か月分くらいは余分に常備しています。
他にも、電気(照明器具と電池)や、ガス(カセットコンロとガスボンベ)などなど。
ライフラインが止まった時に、ないと生活に困る上、入手困難になるものがどんなものか、予想は難しくないでしょう。
個人的に何にも備えをしてなかった場合、餓死はしないまでも、かなりきっつい状況になりそう。
自宅は無事でも、何の備蓄もしてなくて、ライフラインも物流も止まった場合。
行政、自衛隊からの支給や、ボランティア、支援品などに完全依存することになります。
日本国内の場合、さすがに餓死するほどの自体にはならないでしょう。
が、タイミングや量・質・頻度など、全てにおいて、自分でコントロールができません。
支援が行きわたるまで、一日でおにぎりや菓子パン1ケとペットボトル1本で耐えなければならなかったり。
避難所によって支援物資の量や内容、届く早さなど格差も発生します。
幸い支援が行きわたっても、栄養バランスやアレルギーにまで配慮してくれる望みは薄いでしょう。
飢えないまでも、野菜不足や菓子パンや味の濃い弁当続きの生活が何か月も続くことを想像すると、結構しんどいです。
避難所に行けばなんとかなると、自助努力をしない人が多いほど、いざという時に辛い思いをする人も多くなります。
Amazonや近くの店は、自分の倉庫だと思っているミニマリストは要注意
ミニマリストの中には、食料も日用品も、生活に必要なものは、Amazonや近くの店が自分の倉庫代わりだから、最低限手元にあれば良い、という考えの人がいます。
が、自分の倉庫だと思っていたAmazonや地域のお店が機能しなくなったら?
なくても生活に支障のないものを必要以上にストックするのは、私も嫌いです。
住まいが不要なモノにあふれたら、それはそれで災害時に安全を脅かす原因にもなりますから。
私も、必要な時に、必要なだけ、Amazonや近くの店で買えば良い派です。
ただし、供給が止まったら生活が立ち行かなくなるものは、最低限備えておくようにしています。
以上、普段はミニマルよりな生活を送る自分でも、防災備蓄だけは別枠で考えといたほうが良いと思う理由でした!
前の記事では【ローリングストック法での災害備蓄】や、【防災面を意識した物件選び】について書いてます。
ご参考までに~。