たまのご褒美なはずの「プチ贅沢」も、慢性化すると自覚がなくなる例ですね。
高級ブランド店や高級レストランで贅沢したりしていないのに、何故かお金が貯まらない!そんな悩み、ありませんか?
少し前までの私がまさにそうでした。
その原因は、「ちょっといいモノ」。
あれにもこれにも「ちょっといいモノ」を求めてしまうと、あっという間に出費がかさんでしまいます。
日常的にそうしたプチ贅沢が積み重なると、大きな贅沢をしていなくてもお金は逃げていきます。
「ちょっといいモノ」って、具体的にどんなもの?
ほんの一例ですが、普段の買い物で必要のないプチ贅沢をしていないか、思い巡らしてみましょう。
高級なスーパーで買い物
普通のスーパーで買うよりも、品質も見た目も良く満足度が高いかもしれませんが、ほとんど全ての食品が割高です。
食費にいくらでもかけられるお金持ちならともかく、普段使いに家計に見合わないようなお高いお店を選ぶということは、それだけ出費も膨れ上がります。
チラシを見比べて安いスーパーをはしごするのも時間と労力の浪費になるのでお勧めしませんが、一方で全体的に高価格なお店を普段使いにするのも節約には不向きです。
プチ贅沢なスイーツや嗜好品
ケーキ屋さんでケーキ買うのは結構気合が入りますが、警戒すべきは気軽に買えるコンビニやスーパーのスイーツです。
価格もそこまでしないので油断しがちですが、買い物のたびにプチ贅沢を許していると、大きな金額を使ってしまうことにも繋がります。
おまけにこうした嗜好品のプチ贅沢は癖になりやすく、贅沢してる自覚もなくなります。
私も成城石井で気づけばウン万円使ってました。
中堅ファッションブランドで揃える
高級ブランドでなくとも、全アイテムを何となく中堅ブランドで揃えていたらかなりの金額になります。
例えば、少し高くても上質で長持ちする服を最低限の枚数だけで大事に着る、安価なファストファッションの服を最低限の枚数だけで毎年買い換える、などのメリハリと戦略が大事です。
いずれにしても所有する上限や、予算は必要です。
特にオシャレや服好きの人は、上限がなければ際限なく出費が膨れ上がるので要注意。
手持ちの服が増えるほど管理しきれなくなるため更に増える悪循環に陥ります。
少額の衝動買い
高額の衝動買いは覚悟がいりますし、失敗したら後悔するのでまだ良いのです。
怖いのは少額の衝動買い。
インテリアや服飾雑貨など、お店で目についたちょっと素敵でお値段も可愛いモノには要注意。
それらの殆どは必要ではない出費なので、買って満足した後は部屋のどこかで転がってるパターンが多いでしょう。
バスやタクシーなどちょっとの移動で楽をする
辛いときまで乗り物をガマンする必要はありません。
が、歩ける時は歩きましょう。
私も自宅から歩ける距離(徒歩約25分)にある駅まで、ついバスを使ってしまう事があります。
だんだんそれが習慣になってしまった時期は、気づけば1ヶ月で数千円分にもなっていました。
ちょっとしたオプション
例えば美容院などで「プラスいくらでトリートメントがワンランク上がります」とか、何かを買うときに「プラスいくらで特典がつきますよ」など、勧められることがありますね。
売る側としては当然、単価を上げるために様々な工夫を凝らします。
一見ちょっとの金額を追加するだけでお得感じるかもしれませんが、よく考えずに勧められるがまま追加することが習慣になっている人は、本当に必要なのか一呼吸考えてみましょう。
その時は気分良くなれても、積もり積もれば大きな浪費につながります。
「ちょっといいモノ」はたまに使うと幸せをもたらしてくれる
とはいえ、「ちょっといいモノ」は上手に取り入れれば暮らしにささやかな幸せをもたらしてくれます。
我慢ばかりの節約生活は長続きしません。
一方で慢性化してしまうとプチ贅沢をしている自覚も麻痺してしまいありがたみも薄れてしまいます。
予算の範囲内でたまにスパイスを効かせるように暮らしに取り入れてみましょう。
私も食費に予算を設けて守るようにしていますが、予算内でスイーツを買うこともあります。
前は毎日無意識にスイーツを買い、何の感動もなくだらだら食べていましたが、たまにプチ贅沢として買って食べるスイーツはものすごく美味しく感じるようになりました。
自分以外の誰かのためにプチ贅沢するのも吉
あと、これは前からやっていますが自分一人で食べる用にではなく、職場の仲間達などにちょっとしたお菓子を配ってみんなで食べるのも良いですね。
同じお金を使うのでも、自分のためよりも人が喜んでくれることに使うと幸福度がアップするそうです。
お金の使い方と向き合い始めた今、出会えて良かった本です。
お金は単に貯め込むために貯めるのでなく、心豊かで選択肢の多い人生を送るための力の一つとして増やしたいと思っています。
今は節約や投資を猛勉強中ですが、同時に幸せにつながるお金の使い方も研究したいですね。
たまのプチ贅沢は幸せ効果を最大化できるように取り入れてみましょう。